たまに楽しいですよ?
世の中には「面白い仕事」と「つまんない仕事」があると思いますか?
いいえ。仕事を楽しめる人と楽しめない人がいるだけです。
コンビニのバイトでも、何を仕入れるか、どう並べるかで売り上げが変わるはず。例えばどのコンビニでも、おにぎりの売り場って奥にあると思いませんか? 実はたまたまじゃなく理由があるんです。おにぎりはよく売れるから、買いに来たお客さんになるべく長く店内を歩いてもらって、一品でも多く「ついで買い」してほしいから奥にあるんです。
バイトでも、お客さんを見ていればもっと別の法則に気づけるかもしれません。
「仕事=つらいこと」と思ってちゃもったいないですよ。どうせ何十年もやるんだし。
「面白い仕事」ってなんだろう?
ちょっとトーンダウンします。まあ実際は面白さを感じやすい仕事と、そうとも言いにくい仕事があります。ええ、実は。
じゃあ、面白い仕事ってなんでしょう? 私はこう考えます。
面白い仕事=自分次第で結果が変わる仕事。
つまんない仕事=誰がやっても結果が同じ。
面白い仕事=話がでかく、社会に影響を与える、尊敬もされる。
つまんない仕事=話が小さい、社会に影響はあまりなく、尊敬もされない。
この人はメチャ面白そうな仕事してるなぁ、と思うのは、例えばサイバーエージェントの藤田晋社長です。
動画配信サービス「ABEMA」は7期連続で赤字でした。でも藤田さんは、私がインタビューした時「ネットのほうが“いつでもどこでも見られる”という優位性がある」「“何か見たい”と思った時にテレビの電源をつけるのでなくパソコンやタブレットの電源をつける人たちは今後増え続けますよ」「だから必ずABEMAの時代が来ます」と断言していました。そしてサッカーワールドカップの放映権を買ってABEMAで無料放送するという大勝負に出て、実際に「何か見たいと思ったらABEMA」が習慣になる人を爆増させました。そして今、ABEMAは収穫期に入っています。
さて。ABEMAほどでないにせよ、人によって結果が変わる仕事を誰に任せますか? 世の中に大きな影響を与える仕事を誰に任せますか? 仕事を楽しんでいる人? それとも嫌々やってる人?
どんな人が実力をつけていくと思いますか? 仕事を楽しんでいる人? 嫌々やってる人?
やっぱり、仕事がつまんないと言っている大人は、現状、楽しい仕事ができていない人なのかもしれません。
苦しさの向こうにしかない喜びもある。
もっとトーンダウンします。朝、眠い時もありますよね。月曜日、学校や会社に行きたくないこともありますよ。
でもやっぱり「仕事はつらい」だけじゃない。
私は部活や仕事を「苦しく楽しい」を縮め「くるたのしい」ものと思っています。そりゃ、おいしいものを食べてあったかい布団でゴロゴロしてるほうがラクです。でも、何かを達成した喜びや、仲間と助け合って成功を分かち合う喜びや、好きな先輩に認められ後輩から尊敬されるうれしさは布団の中じゃ味わえねぇ。苦しいことの向こうに、もっと大きな喜びがある。だから向かっていく。それが「くるたのしい」なのです。
「仕事がつまらない」と言っている大人は、まだ何かを達成していないのかもしれないですね。
そろそろ結論を出したいと思います。
仕事が苦しいか楽しいかなんて主観に過ぎません。どこまで行っても、それを決めるのはあなた次第でしかないんです。
就活も同じで、大企業に勤める経験豊かな大人、最後は社長にまで面接してもらって、仲間に入れてもらうなんて、考えようによっては面白そうじゃないですか。
結論、とどまってもあせるから前に進もう。
人生「苦」と「楽」は複雑にまじりあって不可分なものなのでしょう。であれば、汗も涙も勇気に変えて、今、前に進もうじゃありませんか。
ハッピーが必要なんじゃない。いろんなことをハッピーと思えるマインドが必要なんだ。俺はそう思うよ。周りのすごい人も、みんなそう。
しかも、やり始めれば楽しいよ。このホームページを読むだけで、あなたは充分に前に進んでいるし、それはすごく勇気あふれることをしているんだよ。
なんてね。ちょっとマジになりました。
■練習
寝転がって気楽に下調べでいいから、就活を続けよう